ダイアン・ロックハートの貯蓄も全て消えてしまう。ロックハート ..
この世は汚い事だらけですし、果てしなく愚かな事がたくさんあります。特にインターネット上ではクレイジーな事で溢れています。ですから、表面的に聞こえるかもしれませんが、このような機会に恵まれたことに深く感謝しています。 私はキング夫婦と仕事がしたかったので、「脚本が完成してなくても、あなた達と仕事がしたい」と言って待ちました。数ヵ月後にようやく脚本が完成し、出来上がったのが「グッド・ファイト」でした。本当に良かったです。彼らの才能に気づいた私は賢いと思います。私は彼らに賭けたのです。
職場に復帰すると、下の階のオフィスに移動することになります。マリッサが荷解きを手伝うシーンは、まるでシリーズの最初の方の状況と似ています。「グッド・ファイト」はダイアンが全財産を失い、小さなオフィスでやり直すところから始まりましたから、彼女はまた同じ事をしているような気持ちになります。自分や女性達は、今まで何度も戦ってきたのに、今もまだ戦い続けていて、何も進歩をしていないかのように感じるのです。そして彼女は助けを求めに行きます。ケタミン治療のような、幻覚治療を受けるのです。私はそのような治療を受けた事がないですが、治療によって、世界は悪い状態でただ回り続けているだけだという感覚や、不安が和らいでいくようです。新しい人間関係を築き、安らぎを見いだし、彼女の明るい一面も見ることができます。それは喜ばしいことです。彼女の心は解放されるのです。
何度も言っているのですが、「グッド・ファイト」が終了することを、実はまだ処理しきれていません。このような作品を急に失う事を、どう処理したらよいのかわからないのです。とても悲しいです。しかし、キャストやスタッフの皆にも言いましたが、見方を変えて、悲しみや後悔や怒りの気持ちではなく、私たちがこれまで長い間、この作品と過ごしてきたという事実に、深い感謝の気持ちを持って、理解しようと努めています。素晴らしい製作陣と、質の高い脚本を備えたこのような知的な作品で、13年もの間、一人のキャラクターを演じることが出来たのですから。私が参加した「グッド・ワイフ」と「グッド・ファイト」の全エピソードは、どれもとても面白いものでした。台本を読んで、がっかりした事は一度もないのです。とても素晴らしく独創的なエピソードもありましたし、ほとんどが驚くほどに知的でした。
ダイアン・ロックハート:クリスティーン・バランスキー(『マンマ・ミーア!』『マンマ・ミーア
米ニューヨーク州バッファロー出身。名門ジュリアード音楽院を卒業後、オフブロードウェイの舞台や地方の公演に出演。ブロードウェイ劇「The Real Thing」(84)と「Rumors」(89)でトニー賞主演女優賞に輝く。20年以上にわたり演劇界で活躍する一方で、1990年代はTVドラマでも活躍し、「Cybill(原題)」(95~98)でエミー賞、全米俳優組合賞ほかで助演女優賞などを受賞。その後もリーガルドラマ「グッド・ワイフ」(09~16)でダイアン・ロックハート役を7年間演じ、同役を主人公にしたスピンオフドラマ「The Good Fight ザ・グッド・ファイト」(17~)に主演を務める。その他、大人気シットコム「ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則」(09~18)のゲスト出演でも存在感を放つ。映画では、アカデミー作品賞受賞作「シカゴ」(02)や大ヒット「マンマ・ミーア」シリーズ(08、18)などのミュージカル作品の出演で知られる。
ダイアン・ロックハート:クリスティーン・バランスキー(『マンマ・ミーア!』『マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー』「グッド・ワイフ 彼女の評決」)/小宮和枝
マイア・リンデル:ローズ・レスリー(「ダウントン・アビー」「ゲーム・オブ・スローンズ」)/鷄冠井美智子
ルッカ・クイン:クシュ・ジャンボ(「グッド・ワイフ 彼女の評決」)/鈴木美園
エイドリアン・ボーズマン: デルロイ・リンドー(『サイダーハウス・ルール』『X-ミッション』)/辻 親八
コリン・モレロ:ジャスティン・バーサ(『ナショナル・トレジャー』『ハングオーバー!』シリーズ)/足立りょう太
リズ・レディック=ローレンス:オードラ・マクドナルド(『美女と野獣』「プライベート・プラクティス:LA診療所」)/近内仁子
米テレビドラマ「グッド・ワイフ」のスピンオフ「ザ・グッド・ファイト(原題) / The Good Fight」に、ひげがトレードマークのダイアン・ロックハート()の夫カート・マクベイ()も登場すると TV Line などが報じた。