医療用医薬品 : セレコックス (セレコックス錠100mg 他)


8.3. 本剤には血小板に対する作用がないので、心血管系疾患予防の目的でアスピリンの代替薬として使用しないこと。抗血小板療法を行っている患者については、本剤投与に伴い、その治療を中止してはならない。


8.4. 国内で患者を対象に実施した臨床試験ではCOX−2に対して選択性の高い本剤と選択性の低い非ステロイド性消炎・鎮痛剤による消化管の副作用発現率に差は認められなかった。特に、消化管障害発生のリスクファクターの高い患者への投与に際しては副作用の発現に十分な観察を行うこと〔17.1.2、18.3参照〕。

セレコキシブ(製品名:セレコックス錠)は2007年の発売以来、関節リウマチをはじめ、肩関節周囲炎、腰痛症、抜歯後の消炎鎮痛など適応症が拡 大されています。当副作用モニター情報でも、326回(2010年2月15日付)と333回(同年6月21日付)に、皮膚過敏症や長期使用による重篤な心 血管障害の発症リスクをすでに注意喚起していますが、このたび急性腎不全の報告がありました。

ロキソニンとセレコックスの違い。併用は可能? | とどくすり通信

セレコックスは、シクロオキシゲナーゼ(COX)のうち、炎症組織に誘発されるCOX-2の選択的阻害剤です。その主な副作用には、ショック、過敏症状、消化器症状、肝臓、腎臓、血液系の障害、重い皮膚症状が報告されています。
海外では、COX-2選択的阻害剤の投与が、心筋梗塞、脳卒中などの重篤で場合によっては致命的になる血栓塞栓性疾患のリスクを増大させ、そのリスクは 投与期間とともに大きくなると報告されています。
また、本剤の特徴として、皮膚過敏症状が他の非ステロイド系消炎鎮痛剤と比較して多いようです(アステラス製薬による)。本副作用モニターでも、過去1 年間の報告をみると、湿疹などの皮膚症状がもっとも多く、11症例報告されています。このうち7症例が重症度IIの全身性の副作用です。また、投与開始か ら2週間以内の発症が多く見られました。発症したら即、服用を中止することが原則です。
そのほか、消化器症状が3症例、血液系1症例(白血球減少)、肝機能悪化1症例、発熱1症例が報告されています。
胃腸障害は少ないといわれていますが、発現頻度は従来の非ステロイド系消炎鎮痛剤とあまり差がありません。副作用を回避するためにも、添付文書に記載さ れているように、最少有効量を可能な限り短期間に投与し、漫然と長期に使用しないことが大事です。
また、顔面蒼白、冷汗、息切れ、ろれつが回らない、胸の痛み、体の一部が麻痺するなどは、重大な副作用の初期症状の恐れもあるので見逃してはなりませ ん。皮膚過敏症の注意を含め、これについても患者に説明し、服薬指導をきちんとすることが重要です。

掲載する情報は、医療関係者を対象に作成されたもので、一般の方に対する情報提供を目的としたものでないことをご了承ください。
・具体的な相談については、主治医やかかりつけの薬剤師にご相談ください。
・自己判断で服用を中止しないでください。
・治療・処方に関する個別の相談には応じかねます。

ロキソニンとセレコックスは、どちらも広く使用される消炎鎮痛薬です。
しかし、効果や副作用には違いがありますので、知っておく必要があります。

本記事では、ロキソニンとセレコックスの特徴と違い、服用方法、併用の可否についてご紹介します。

8.10. 本剤で報告されている薬理作用により、感染症を不顕性化するおそれがあるので、感染症の発現に十分に注意し慎重に投与すること。


安全性解析対象 1,360 例中 55 例に 68 件の副作用が認められ、主な副作用(発現割合が 0.2%以.

症例)70代女性 胸椎圧迫骨折にてセレコキシブ200mg/日開始(併用薬:オルメサルタン、アムロジピン、アルファカルシドールなど)。
投与18日目BUN:51.9、Cr.:1.93、K:6、腎不全を疑い投与中止。中止4日目BUN:90.5、Cr.:3.32、K:7、アーガメイト開始。中止11日目で検査値正常化。もともとの疾患で腎不全はありませんでした。
セレコキシブを含む、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)による腎障害の発生機序は、プロスタグランジン(PG)合成抑制が原因のひとつとされてい ます(当モニター情報384回:2012年11月19日付参照)。PG合成抑制により、腎血流量減少、Na、水の貯留、尿量減少、むくみ、体重増加が見ら れます。
セレコキシブはPG合成に関わる酵素COX-2の選択的阻害薬とされていますが、腎血流量調節にはCOX-1とともにCOX-2も関わっています。
今回の症例ではオルメサルタンが併用されていますが、承認時臨床試験では、高血圧治療に使用されるアンジオテンシンII受容体拮抗薬(ARB)を併用し た方が、併用しなかった場合と比べ、有害事象の発現率が高くなりました(併用あり63.6%、併用なし41.8%)。定期的な腎機能のチェックと、初期症 状である尿量減少やむくみ、倦怠感に注意が必要です。

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なお、2013年の「医薬品副作用被害救済制度」(PMDA)での救済給付決定は23例(薬疹17、スティーブンス・ジョンソン症候群2、中毒性表皮壊死症1=死亡、肝機能障害2、間質性肺炎1)でした。

※副作用等についてはスペースの関係で記載しておりませんので、各自ご確認を ..

ロキソニンは、幅広い痛みに処方される薬です。
シクロオキシゲナーゼ(COX)を阻害することにより、痛みや炎症を引き起こす物質「プロスタグランジン」の生成を抑えます。
個人差はありますが、服用後約15分から30分程度で効果が現れるとされています。
ロキソニンは胃を保護するはたらきがあるCOX-1と炎症や痛みに関与するCOX-2、両方とも阻害するため、胃腸障害のリスクが高くなります。
第一類医薬品として販売されており、薬剤師のいる薬局やドラッグストアで購入できます。

セレコックスは効果が長く続くため1日2回の服用となっています。胃への負担が ..

セレコックスは、COX-2を選択的に阻害して消炎鎮痛効果を発揮する薬です。
胃への負担が少ないため、長期的な服用が必要な慢性的な疾患に向いています。
しかし、心血管系の副作用リスクがあるため、医師の指導と処方せんが必要な薬であり、市販されていません。

以下のような治療目的以外の望ましくない作用(副作用)がでることがあります。

一般的に、ロキソニンとセレコックスの併用は推奨されていません。
併用による効果の増強は認められず、消化器系の副作用のリスクが増すからです。
例外として、セレコックスを定期服用中の患者さんが急な痛みを緩和するため、ロキソニンを一時的に頓服する場合があります。
この場合も、副作用のリスクを理解した上で、医師の判断により処方されます。

多くの鎮痛薬(NSAIDs)は胃を荒らす副作用があるため、当院では

【11.1.1】ショック,アナフィラキシー〔ショック,アナフィラキシー,呼吸困難,血管浮腫,血管炎,気管支痙攣等の重篤な過敏症の発現が報告〕【11.1.2】消化性潰瘍(0.2%),消化管出血(0.1%未満),消化管穿孔〔吐血,下血(メレナ)等の症状が認められた場合は投与中止〕【11.1.3】心筋梗塞,脳卒中〔心筋梗塞,脳卒中等の重篤で場合によっては致命的な心血管系血栓塞栓性事象が報告。[1.参照]〕【11.1.4】心不全,うっ血性心不全【11.1.5】肝不全,肝炎,肝機能障害(0.1%未満),黄疸〔肝不全,肝炎,AST,ALT,ビリルビン等の上昇,黄疸の発現が報告。[8.5参照]〕【11.1.6】再生不良性貧血,汎血球減少症,無顆粒球症〔再生不良性貧血,汎血球減少症,無顆粒球症,白血球減少症,血小板減少症の発現が報告〕【11.1.7】急性腎障害,間質性腎炎〔急性腎障害,間質性腎炎等の重篤な腎障害の発現が報告。[8.6参照]〕【11.1.8】中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN),皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群),多形紅斑,急性汎発性発疹性膿疱症,剥脱性皮膚炎〔中毒性表皮壊死融解症,皮膚粘膜眼症候群,多形紅斑,急性汎発性発疹性膿疱症,剥脱性皮膚炎等の重篤で場合によっては致命的な皮膚症状の発現が報告。発疹,粘膜障害もしくは他の過敏症に関連する徴候が認められた場合は直ちに投与中止。[8.7参照]〕【11.1.9】間質性肺炎〔咳嗽,呼吸困難,発熱,肺音の異常(捻髪音)等が認められた場合には,速やかに胸部X線,胸部CT,血清マーカー等の検査を実施。間質性肺炎が疑われた場合には投与中止。副腎皮質ホルモン剤を投与〕

副作用の少ない「セレコックス」という鎮痛薬が処方されています。 6 月 1 日、埼玉精神神経

掲載する情報は、医療関係者を対象に作成されたもので、一般の方に対する情報提供を目的としたものでないことをご了承ください。
・具体的な相談については、主治医やかかりつけの薬剤師にご相談ください。
・自己判断で服用を中止しないでください。
・治療・処方に関する個別の相談には応じかねます。

副作用で身体を壊してしまう可能性が高まります。逆に減らすということについては ..

ロキソニンは、痛みや発熱を引き起こすプロスタグランジンの生成を阻害することで効果を発揮します。
鎮痛作用は比較的強力で、次の症状に使用されます。

米ファイザーは17日までに、非ステロイド性消炎・鎮痛剤セレコキシブ(日本製品名「セレコックス ..

セレコックスはCOX-2を選択的に阻害することで、慢性的な炎症や痛みを抑えます。
次の疾患に効果があります。

作用機序(セレコックス錠:2007年1月26日承認、CTD2.6.2.6.1)

次に、セレコックスでは、胃腸への負担は少ないものの、以下の副作用が報告されています。