株高の局面では米ドル安圧力が高まっています。つまり現在は、米株高と米ドル安 ..


2024年8月2日と8月5日に、日経平均株価が大暴落しました。わずか2日間での約6,668円の下落は、1987年に起こった「ブラックマンデー」を超える過去最大の下げ幅だったと話題になりました。日銀がサプライズ的な追加利上げを実施したことで円高が加速。そこに米国景気が後退する可能性が懸念されたことで、株安・円高を招きました。


日経平均株価は、1989年末のバブル崩壊前につけた3万8,915円が長らく最高値でした。その後、バブル崩壊、震災、海外のショックなどを経験するたびに一時的に値下がりしましたが、やがて回復し、それまでの水準を超えて成長しています。
2024年にバブル崩壊前の最高値を更新し、2024年7月には一時4万2,000円を突破する展開もありました。直近は値下がりしていますが、これまでの歴史に照らせば、今後も暴落を乗り越えて成長していくでしょう。

こうした長期のグラフを見ると、今の株安がそれほど大きなものでないこともわかるでしょう。「再び株価が上がり始めたら積立投資をはじめよう」と考える必要は必ずしもありません。今後の株式市場がどうなるかの予測はプロでも困難なものです。そのなかで、株高か株安かを短期的な目線で気にして投資をためらっていたら、株価上昇の恩恵はいつまでも受けられなくなってしまいますので、コツコツと投資ができる「積立投資」を早くスタートすることをおすすめします。

トランプ氏勝利で、円安・株高の「トランプ相場」 いつまで続くのか

2024年の株価は、7月まで堅調でした。日本株の株価指数「日経平均株価」、米国株の株価指数「ダウ平均株価」「S&P500」などが軒並み史上最高値を更新しました。為替レートも34年ぶりに一時1ドル=160円を突破。その影響で、外国株式に投資する投資信託の多くも値上がりしました。
しかし、8月に入るとその状況が一変します。

今後も、人口が増え経済活動がある限り、経済成長は続くと考えられるでしょう。
経済が成長すると、企業も成長します。これまでにない画期的な製品やサービス、長期的な問題を解決する製品やサービス、独自性のある製品やサービスなどが生み出されることで、企業の価値が高まります。そして株価は、企業の価値を反映して上昇していきます。

株安と同様の理由で、円高であっても積立投資をはじめることには特に支障はないと思われます。投資先が長期的に成長する資産であれば、為替レートが円高でも円安でも大きな影響は受けにくいためです。事実、前述のS&P500は為替レートの変動があっても右肩上がりになっています。

積立投資では長期的に成長する資産に投資するかぎり、円高か円安かをあまり気にする必要はないかもしれませんが、新NISAで人気の全世界株や米国株のインデックスファンドに積立投資をするという観点でいえば、円高はある意味好都合かもしれません。


円安は終わり?円高反転4つの理由。どうなる日経平均?(窪田 真之)

たとえば、1ドル=140円のときに1万ドル分の米国株を買い、1ドル=160円のときに1万ドル分売却したら、その米国株が仮にまったく値動きしなかったとしても20万円の利益が生まれる計算です(手数料や税金は考慮していません)。

トランプ氏優勢の観測で円安・株高進む 一時1ドル154円台前半に

によると、2024年1月〜6月までの海外の株式・ファンドの買い越し額は6.1兆円。これはすでに2023年の1年間の規模(4.5兆円)を上回っています。月1兆円ペースで海外への投資が行われることで、為替レートは円安傾向になると考えられます。

2023年末は米国の早期利下げ観測を材料に急激な円高・ドル安が進んだが、年明け以降は円安方向への調整局面が続く。背景には、株 ..

さらには、金利の低い円を借りて金利の高いドルを買って運用する「円キャリートレード」の影響もあります。円キャリートレードが増えると、円安ドル高が進みやすくなります。

【新NISA】株高・円安の今から積立投資をスタートしても大丈夫?

積立投資には「タイミング」をあまり気にする必要はないと考えられます。株価水準や為替レートをあまり気にせず、将来成長する可能性が高い資産へコツコツ投資をすることで、堅実にお金を増やす期待ができます。

「日本株売り」と「円高ドル安」の同時進行に要注意 「米国株の下落」と「日銀要因」で極度の混乱も ..

大切なのは、株価や為替レートの動向ではなく「早くはじめて長く保有すること」です。
積立投資では、株安や円高など投資のタイミングではなく、少々の値下がりに焦って売却するようなことのないように気を配り、じっくりとお金を増やしましょう。

円高メリット(円安デメリット)関連の事業や開発、研究などを行っています企業を一挙掲載。株価 ..

マネーコンサルタント
(株)Money&You代表取締役。中央大学商学部客員講師。慶應義塾大学経済学部卒業後、外資系生命保険会社にて資産運用リスク管理業務に従事。2015年に現会社を創業し現職へ。ニュースメディア「Mocha(モカ)」、YouTube「Money&YouTV」、Podcast「マネラジ。」、Voicy「1日5分でお金持ちラジオ」、書籍、講演などを通じて鮮度の高いお金の情報を日々発信している。『はじめての新NISA&iDeCo』(成美堂出版)、『定年後ずっと困らないお金の話』(大和書房)、『マンガと図解 はじめての資産運用 新NISA対応改訂版』(宝島社)など書籍100冊、著書累計170万部超。日本証券アナリスト協会検定会員。宅地建物取引士。ファイナンシャルプランナー(AFP)。日本アクチュアリー会研究会員。X(旧twitter)→@yorifujitaiki

1ドル158円台に【記者解説】NYで円安加速なぜ 来週の注目は | NHK

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「8月は円高ドル安になりやすい」――。 波乱の2022年ですが、早くも7 ..

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25日の東京株式市場は、日経平均株価(225種)が反発した。終値は前日比93円58銭高の3万9130..

北朝鮮が発射したミサイルが8月28日朝、日本上空を通過して太平洋に落下したのを受けて、この日の市場は「円高・株安」で始まりました。こうした「円高」「円安」や「株高」「株安」という言葉は、ニュースで毎日のように耳にすると思います。時々刻々と変動する円相場や株価は、企業の業績はもちろん、日本の経済、景気にとても大きな影響を与えます。ひいては、みなさんの就職戦線をも直撃します。基本的な仕組みや、今のトレンドくらいは知っておかないと、面接やOB・OGとの会話にもついていけません。「基本のき」を押さえましょう。

まず円相場について。円相場は日本の通貨「円」と他国の通貨との交換比率のことです。代表的なのは、国際間でもっとも広く使われている米国の「ドル」との比率です。貿易額が大きい中国の「元」、欧州連合(EU)の「ユーロ」との間の円相場も大事ですが、もっともよく使われるのは「対ドル円相場」です。たとえば「1ドル=100円」から円の価値が上がって「1ドル=80円」になれば「円高」、逆に価値が下がって「1ドル=120円」になれば「円安」です。過去10年の円相場をみると、2011年10月の1ドル=75円台という戦後最高の円高から、2015年6月の1ドル=125円台という円安まで大きく変動し、最近は1ドル=110円前後で推移しています。

円相場は、日本や世界の経済状況だけでなく、国際政治など様々な要因で変動します。一般的には、ある国の経済力が上がればその国の通貨は高くなりますが、円の場合、世界情勢が不安定になったり、経済が悪くなったりすると「円高」に振れるという特徴があります。世界の通貨の中で、円は比較的「安全な資産」だと評価されていて、円を買う人が増えるからです。日本はを中心とする国の借金が1000兆円を超す「借金大国」ですが、大半が金融機関など国内での貸し借りのため、もし日本の経済が急激に悪化しても一斉に国債を売り払って価値が急落するような事態にはならないのでは、と信じられているのです。

(写真は、円相場と株価を示すボード=1月12日、東京都中央区)

円安と株高は、しばしば同時に発生します。その主な理由として以下の2つが挙げられます。 ..

”円高とは、円の他通貨に対する相対的価値、言い換えると、円1単位で交換できる他通貨の単位数が相対的に多い状態のことです。逆に、円安とは、円の他通貨に対する相対的価値(円1単位で交換できる他通貨の単位数)が相対的に少ない状態のことです。”

23日の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=156円台後半で取引された。 午後5時現在は前週末比02銭円高ドル安の1ドル=156 ..

ただ、ややこしくなってくるのが「1ドル100円で円高になっています」など為替情報として説明される場合