銀貨買取で価値が高いのはどれ? 1ドル銀貨でも高く売れる理由も紹介


29日の外国為替市場で、対ドルの円相場は一時、1ドル=160円台に下落した。160円台をつけるのは、1990年4月以来、約34年ぶり。その後、円を買い戻す動きが出て155円台まで値上がりする場面もあり、荒い値動きとなっている。


ドル円の8年周期は、主要通貨のサイクルの中ではもっとも信頼性が高いともいわれている。この周期は景気のサイクルと連動しているという見方が主流だ。また、8年周期が投資家に周知されており有名なため、投資家がそのサイクルに導かれているのではないかとの指摘もあるようだ。

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データ引用元 : 1990年1月~1996年3月旧東京銀行、1996年4月~2005年12月旧東京三菱銀行、2006年1月~2018年3月まで三菱東京UFJ銀行、2018年4月以降は三菱UFJ銀行の最終公表相場

米ドル/円は1990年以来、約34年ぶりの1米ドル=160円まで上昇した。

2008年にはリーマンショックが起きドルが急落した。2011年10月にはドル円の史上最安値である75円台をつけた。月中平均でも76円72銭と過去最低を更新した。日本政府はリーマンショックによる世界的な景気縮小に対し、2013年以降、アベノミクスとして超低金利と円安政策を推し進めた。日本が低金利を続ける一方で、いち早くリーマンショックから回復した米国が利上げをはじめたことで、日米金利差の拡大からドルは買われた。2015年6月には125円81銭のドル高をつけた、6月の月中平均は123円70銭で約8年1ヵ月ぶりの円安だった。

日本銀行が26日の決定会合で金融政策の現状維持を決めた一方、米国ではインフレ(物価上昇)長期化への懸念が再燃し、米連邦準備制度理事会(FRB)の早期利下げ観測が後退している。日米の金利差拡大が意識され、運用に有利なドルを買って円を売る動きが優勢となっている。

90年以降は日本のバブルが崩壊し円高が進行した。1995年4月にはドル円は一時79円台と80円を割り込み当時の史上最安値をつけた。4月の月中平均は83円53銭だった。90年代後半には、日本の銀行の不良債権が拡大し金融機関が相次いで破綻し、アジア通貨危機も起こったこともあって円安が進むことになる。ドル円は1998年8月には147円台を付け、1990年4月以来、約8年4ヵ月ぶりの高水準となった。

米ドル/円は1990年以来、約34年ぶりの1米ドル=160円まで上昇した。ただ、同じ160円でも、例えば過去5年の平均値である5年MAとの関係で見ると、1990年は5年MAがそもそも160円程度だったのに対し、今では5年MAより大幅に米ドル高・円安になっている(図表1参照)。


1990年以降の為替相場 Daily Exchange Quotations

円高は輸出企業の業績悪化を招き、経済の落ち込みにつながるとして、企業や世間の不評を買った。こうした状態に対応しようと、政府とは財政出動と金融緩和を強めた。80年代末ごろから円安に転じ、90年4月に160円まで戻した。その後、バブルが崩壊。海外の資産を国内に引き揚げる動きなどから円高方向に進んでいった。

[PDF] 第 4 章 人民元レートの長期的政策選択について

米ドル/円の5年MAかい離率を見ると、1980年代後半にはマイナス40%程度まで拡大していた(図表2参照)。つまり、5年MAから見ると、極端に行き過ぎた米ドル安・円高となっていた。これは、当時の大きな政治経済の課題に日米の貿易不均衡是正があり、そのために米ドル安・円高への為替調整が行われた影響があった。この結果、「行き過ぎた米ドル安・円高」が起こり、その修正が1990年160円への回帰だった。当時の160円は「行き過ぎた円高」の修正ということで、相対的には「よい円安」の評価が多かった。

的に安定したが、1990年に入ってから再び元安になり、1990年には1ドル=4.7832元、

A 今年の初めは1ドル=140円台だったのが、足元では一時、1ドル=160円台まで下落した。円の価値はドルに対して20円程度も下がったことになる。1ドル=160円台は、バブル景気のさなかだった1990年4月以来、34年ぶりの円安水準だ。

1993年には1ドル=5.7620元で、前年よりそれぞれ27.0%と4.5%を切り下げた。1994年1

それは、米ドル/円の5年MA(移動平均線)かい離率で見ると分かりやすいだろう。1988年にかけて120円まで下落した米ドル相場は、5年MAを実に4割以上も下回るものだった(図表2参照)。少なくとも1980年以降で見る限り、5年MAを4割以上も米ドルが下回ったのはこの時以外なかった。

【NHK】27日の東京外国為替市場、円相場は、一時、1ドル=152円に迫り、1990年7月以来、33年8か月ぶりの円安ドル高水準と…

A 外国の通貨に対して円の価値が下がることを言う。例えば、これまでは1ドルを100円で交換できたのに、1ドル=110円になると、同じ1ドルを手に入れるのに10円多くかかる。逆に1ドル=90円になると、ドルに対して円の価値が高くなるから「円高」と言う。

【そもそも解説】円安止まらず1ドル=160円台に なぜ?影響は?

次に日米消費者物価基準の購買力平価との関係を見て見よう。1990年の160円は、購買力平価より大幅な米ドル安・円高だった。これに対して、足元の160円は全く逆で、購買力平価より大幅な米ドル高・円安になっている(図表3参照)。

NY円が一時1ドル=152円台後半まで下落…1990年6月以来

ドル高の流れが止まりません。1990年以来34年ぶりに一時1ドル=160円を突破しました。なぜ歴史的な水準まで円安が進んでいるのでしょうか。その影響も含めて解説します。

深尾光洋「実践ゼミナール 国際金融」(1990年 東洋経済新報社)

ただプラザ合意が、当初より120円までの米ドル安誘導を目指したわけではなく、実際的には150円以下の米ドル安はプラザ合意の想定を超えた結果だった。このため、既に見てきたように5年MAを4割以上も下回る未曽有の米ドル「下がり過ぎ」が起こった。そして、そんな「下がり過ぎ」の反動で起こったのが、1990年4月160円までの米ドル高・円安だった。