米国株、ダウ続落し305ドル安 利下げ鈍化観測で ナスダックは2.2%安
全世界株・米国株のインデックスファンドのように、外国の資産に投資する投資信託は、円を売ってドルなどの外貨を買い、その国の資産を購入します。そのため、為替レートが円安になる要因になります。今後も新NISAのつみたて投資枠で全世界株・米国株のインデックスファンドが買われ続けると、長期的には円安の要因の1つになります。
円高のときに外国の資産を購入して、円安になったときに売却すれば、為替レートの変動による利益(為替差益)が発生します。
たとえば、1ドル=140円のときに1万ドル分の米国株を買い、1ドル=160円のときに1万ドル分売却したら、その米国株が仮にまったく値動きしなかったとしても20万円の利益が生まれる計算です(手数料や税金は考慮していません)。
「米国利下げ&日本利上げ」のシナリオ自体は崩れていないのに、なぜここまで再び円安になるのか? 単純なシナリオ通りには展開しない金融市場の奥深さを感じさせられる。為替市場の方向性を決めるのは単一の理由だけではないということだ。メインシナリオが実現すれば円高でも、様々なサブシナリオが働いて円安になるという好例である。
海外資産(米国株・米ドルなど)を持っている場合、資産が目減りしてしまう
積立投資では長期的に成長する資産に投資するかぎり、円高か円安かをあまり気にする必要はないかもしれませんが、新NISAで人気の全世界株や米国株のインデックスファンドに積立投資をするという観点でいえば、円高はある意味好都合かもしれません。
現在、ドル円に最も影響を与えているのが米国経済の力強さである。米国の消費者物価指数は2022年6月に前年比9.1%上昇という高水準を記録しピークを付けた。FRBはインフレ退治のために強烈な利上げを行って沈静化を図り、今や上昇率は2.4%まで鈍化した。もちろん、物価水準自体は2022年6月よりも上がっているが、「上昇率」は1年前に比べて3%を切り、FRBが目標とする2%というターゲットをほぼ達成していることになる。パウエル議長の最近の発言において、インフレ沈静化に対して自信を示しているのも頷ける。
10月23日(水)の夜間取引での出来事。ちょうど21時にドル円は153.18円を付け、9月16日の139.57円から14円もの円安が進んだ。9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)において米連邦準備理事会(FRB)が4年半ぶりの利下げを決定したのが9月18日。通常の2倍の0.5%の利下げとなったのはサプライズだったが、「米国の利下げ&日本の利上げが今後進めば、日米金利差が縮小してドル売り&円買いで円高になる」とのシナリオ通りの展開で、7月3日につけた161.94円から9月16日には139.57円と22円もの円高が進んでいた。それが再び巻き戻されつつある。ダイナミックな動きだ。
米国で利下げが行われたと言っても、政策金利は4.75%~5.00%と依然として高水準にある。にも関わらず、このところ発表されるマクロ経済指標はどれもこれも労働市場の堅調さや経済が底堅いことを示している。で「マーケットではソフトランディングどころかノーランディング(無着陸)になるのではないか、との見方が出てきている。ノーランディングとは文字通り『景気減速がない』というシナリオである」と述べたが、まさに「景気減速が起こらないほど米国経済は強い」=「ドルを買う」という動きが起こっており、ドルはすべての通貨に対して独歩高となっている。
円安でも米国株に投資する3つの理由 円高になるまで待たなくていい?
主語を「円の価値」にして覚えるのがおすすめです。「円」の価値が上がるのが円高、「円」の価値が下がるのが円安です。
補足として、外貨との関係を考える際は「天秤」をイメージしましょう。円の価値が上がる=重くなる、円の価値が下がる=軽くなると考えれば、円高では天秤は下に動くのでドル円などの為替レートは下がり、円安では天秤が上に動くため、為替レートは上がります。
米国株安を嫌気してドル買いがただちに拡大する可能性低い(フィスコ)
例えば、投資先が米国の場合、間接的に「米国企業」に投資することになるため、円の価値が下がった場合、保有している投資信託の価格は上がります。
本日11月1日のドル・円は主に152円台で推移か。米国株安を嫌気してリスク選好的なドル買いがただちに拡大する可能性は低いとみられる。 ..
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14:01 - 「外為:1ドル156円57銭前後とドル安・円高で推移」(株探) ..
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年初来の世界市場はリスク資産の同時安○為替市場でのドル高・円安基調が示唆すること○円換算した米国株式への「長期積立投資」を検証.
マネーコンサルタント
(株)Money&You代表取締役。中央大学商学部客員講師。慶應義塾大学経済学部卒業後、外資系生命保険会社にて資産運用リスク管理業務に従事。2015年に現会社を創業し現職へ。ニュースメディア「Mocha(モカ)」、YouTube「Money&YouTV」、Podcast「マネラジ。」、Voicy「1日5分でお金持ちラジオ」、書籍、講演などを通じて鮮度の高いお金の情報を日々発信している。『はじめての新NISA&iDeCo』(成美堂出版)、『定年後ずっと困らないお金の話』(大和書房)、『マンガと図解 はじめての資産運用 新NISA対応改訂版』(宝島社)など書籍100冊、著書累計170万部超。日本証券アナリスト協会検定会員。宅地建物取引士。ファイナンシャルプランナー(AFP)。日本アクチュアリー会研究会員。X(旧twitter)→@yorifujitaiki
円安でもS&P500などの米国株価指数への積立投資を続けるべきか?
●太田 忠 DFR投資助言者。ジャーディン・フレミング証券(現JPモルガン証券)などでおもに中小型株のアナリストとして活躍。国内外で6年間にわたり、ランキングトップを維持した。現在は、中小型株だけではなく、市場全体から割安株を見つけ出す、バリュー株ハンターとしてもDFRへのレポート提供によるメルマガ配信などで活躍。
しかし、1ドル=150円台をピークに2022年10月以降は円高傾向が見られ、それに伴い株安も懸念される中、米国株 ..
個人としてのメリットは、米国やその他海外に投資している場合、保有資産の価値が相対的に上がることや、日本株式が株高になりやすいことがあげられます。
〔深読み米国株〕ディフェンシブとドル安恩恵株に脚光…5月利上げ打ち止め予想 ..
大切なのは、株価や為替レートの動向ではなく「早くはじめて長く保有すること」です。
積立投資では、株安や円高など投資のタイミングではなく、少々の値下がりに焦って売却するようなことのないように気を配り、じっくりとお金を増やしましょう。
最新投稿日時:2024/12/25 19:01 - 「外為:1ドル155円37銭前後と大幅なドル安・円高で推移」(株探)
さて、太田忠投資評価研究所とダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチ(DFR)がコラボレーションして投資助言を行っている「勝者のポートフォリオ」。2大特典として毎月のWebセミナー開催とスペシャル講義を提供している。10月3日(木)開催のセミナーは過去最高の324名の参加者となった。『金融相場初動で石破ショック、今後のマーケットはどうなる?』というテーマで2時間45分のロングランセミナーだった。次回は11月14日(木)20時より開催する。衆議院選挙、米大統領選挙、FOMCの結果が出た後での開催だ。非常に重要なセミナーになると思う。10日間の無料お試し期間を使えば誰でも参加が可能だ。
今日の株式見通し-大幅高か 米国株高と円安進行が強烈な追い風に
現在のような状況でジタバタする必要はない。株式市場の行く末を決める最終的な要因は企業業績であり、政局ではないからだ。むしろ、システマティックリスク(市場全体のリスク)を味方に付けるくらいの気持ちが重要である。不安に駆られてついつい感情的に売買する個人投資家をよく見かけるが、たいていは芳しくない結果となって後悔することになる。あなたは大丈夫だろうか?
株価 小幅に値下がり 円高ドル安で輸出関連銘柄などに売り注文 11月29日 16時27分.
また、投資の名著とされる『ウォール街のランダム・ウォーカー』(バートン・マルキール著/日本経済新聞)では、1950年〜2020年の期間において、広く分散された株価指数の一例として、「S&P500」に長期間の積立投資をすることで市場平均を上回る良好な投資成果が得られたという分析結果が紹介されています。あくまで一例としてS&P500が紹介されているだけですので、世界株価指数などでも同様の結果になるでしょう。
2022年に入り、米国株は大きく下落していますが、 ドル建て資産を円換算した場合の評価額は、ドル建てほど大きく下げていません。
この原稿を書いているのが10月25日の金曜日。皆さんが本記事を目にするのは選挙結果が出た後の10月29日であろう。与党惨敗で政局が不安定になるシナリオは随分と織り込まれていると思うが、しばらくはガタガタした動きになる可能性がある。加えて、11月5日の米大統領選も株式市場に大きな影響を与える不確実要素である。