フィナステリドが効いているかわからない場合、以下の可能性が考えられます。
フィナステリドは、AGAによる脱毛の進行を抑える薬です。
いくら服用したからといって、肝心の生活スタイルが乱れていては髪は応えてくれません。
薬の効果より不摂生による脱毛が上回る可能性もあるので、並行して生活スタイルも見直す必要があります。
フィナステリドはAGAの進行を食い止める薬です。AGAは男性ホルモン「テストステロン」が還元酵素「5αリダクターゼ」と結びつき、悪玉男性ホルモン「ジヒドロテストステロン」に変換されることで発症します。ジヒドロテストステロンが毛母細胞の働きを抑制することで髪の毛の成長を阻害し、抜け毛が増えてしまうのです。
フィナステリドは5αリダクターゼの働きを抑制し、テストステロンと5αリダクターゼの結合を防ぎます。その結果ジヒドロテストステロンが作られにくくなり、抜け毛の進行を食い止めることができるのです。
例えば、頭皮環境の悪化によって薄毛になっている場合は、フィナステリドを服用しても症状を改善する効果は期待できません。頭皮環境を悪化させているヘアケアやストレスなどの原因にアプローチする必要があります。
長期のフィナステリド服用は効果を安定させるためだけでなく、と言えます。
例えばフィナステリドは1日1回1錠、なるべく決まった時間に毎日継続して服用することが大切です。
24時間以上空いてしまったり、飲み忘れが続いてしまうと十分に効果が発揮されません。
医師の指導に基づき、正しく服用しましょう。
ミノキシジルとフィナステリドを飲み合わせたとしても、双方の効果に影響は生じません。むしろ、AGA治療の観点からいえば、非常に効果的であり、クリニックフォアでは、セットでの治療を推奨しています。
亜鉛やビオチンは髪の栄養に必須の成分とされています。これらが不足していると、フィナステリドなどお薬の治療を行っても、効果が十分に期待できない場合があります。特に普段の栄養バランスに不安がある方は、サプリの併用をお勧めいたします。クリニックフォアのスカルプケアサプリでは、亜鉛・ビオチンなどの栄養素を補給することができるため、AGA治療での併用が推奨されます。
また、膠原病や消化器系の疾患や過度なダイエットなどでも脱毛症が起きる可能性があります。これらの原因で薄毛になっている場合は、フィナステリドを服用しても効かないと感じるでしょう。
薄毛の原因については以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
AGA治療薬で効果がない、効かない人の割合は下記のとおりです。
当院では濃度5%のミノキシジル外用薬(液体系の塗り薬)から治療をスタートし、治療開始から半年経過しても患者さんが満足する結果を得られなければ、より効果が期待できる飲み薬タイプのミノキシジルタブレット(ミノタブ)に移行します。
【医師監修】デュタステリドが効かない!抜け毛が止まらなくなる原因
生活習慣の乱れも、AGA治療に影響を及ぼします。
食事のバランスが悪かったり、喫煙や飲酒の習慣があったりすると、血行不良になりやすいです。ミノキシジルは血行を良くする作用がありますが、良くない生活習慣では効果を十分に得られなくなる可能性があります。十分な栄養や酸素が毛髪まで届きにくくなるでしょう。
また、ストレスの解消も重要です。ストレスを感じると自律神経が乱れ、ホルモンバランスに影響を及ぼすことがあるからです。ストレスを発散できないままミノキシジルを使用している場合、本来の効果が発揮できないかもしれません。
AGA治療(フィナステリドなど)が効果がない人や場合ってあるの?
フィナステリドは服用から3ヶ月〜半年ほどで効果を感じ始めます。即効性のある薬ではないため、効果がないと勘違いし服用をやめてしまう方もいらっしゃいますが、しっかりと効果を得るためには服用を継続することが重要です。
フィナステリド(プロペシアジェネリック)が効かない原因と対処法
フィナステリドは男性型脱毛症(AGA)の進行を抑える効果がありますが、その他の脱毛症の場合には思うような効果を実感できないことがあります。フィナステリドは5αリダクターゼを阻害することでDHTの生成を抑制し、薄毛・抜け毛の進行を防いでいるからです。
ジヒドロテストステロンという男性ホルモンが毛根に作用して起こる薄毛をAGAと言います。ミノキシジルやフィナステリドの内服が最も効果的です。
異なる効果を持つフィナステリド(プロペシア)とミノキシジルを併用することでより高いAGA改善効果が期待できます。併用するかどうかはAGAの進行具合によって異なりますので医師と相談するとよいでしょう。
フィナステリド(プロペシア)の効果はいつから? 副作用まで医師が解説
【医師監修】ミノキシジルだけやめるとどうなる?フィナステリドのみで効果は維持できるのか
お薬を飲んでいて効果がなくなってきたような…一番疑うのは「耐性」の可能性ですが、フィナステリドには耐性ってあるんでしょうか?
ミノキシジルは、女性が使用しても問題ありません。男性と同様に発毛効果があります。しかしフィナステリドを使用することはできません。
フィナステリド」が効果を期待できる治療薬とされています。 村島清貴.
ミノキシジルは毛包の血管拡張作用で毛包細胞の代謝を高め、DHTから保護する役割があります。ミノキシジルがなくなることでDHTの増加による毛包の脱毛期への移行が再開されます。
プロペシアが効かない!?効果がない時に考えられる7つの理由と対策
ミノキシジルだけを服用しても、発毛効果は現れます。しかしフィナステリドやデュタステリドの様な、抜け毛を減らす薬と併用して使うのが、より効果的です。
フィナステリドよりも、効果が広範囲にわたるのが特徴で、より効率的に薄毛にアプローチできます。 ◇ ザガーロ(デュタステリド)の主な副作用
フィナステリドの効果自体を勘違いしているケースも考えられます。
フィナステリドの効果は、あくまでAGAの進行を抑えることであり、発毛を積極的に促すわけではありません。そのため、「今以上に髪の毛を増やしたい」という目的の場合、フィナステリドだけでは十分な効果を感じられないでしょう。
発毛促進効果が認められているのはミノキシジルという成分なので、混同しないようご注意ください。
フィナステリドが含まれない高濃度のものが希望なので一択で、効果もありそうです ..
こうした方法でフィナステリドを入手された場合、まず正規ルートで流通しているフィナステリドかどうかの判断ができず、また仮に海外で正規ルートにて流通していたフィナステリドであっても薬が古くなっている、保管状況が悪いなどの諸条件が重なり、正規の効果が得られない可能性があります。
薄毛治療の救世主/ミノキシジルとフィナステリドの効果を徹底解説
フィナステリドの服用中に効かなくなったと感じるのであれば、次のケースが考えられます。
フィナステリドが効かなくなったら…原因とするべき3つの対策とは?
フィナステリドは早い人で3ヶ月、一般的には6ヶ月から1年かけて徐々に効果を実感できます。
長期的な服用が必要になるため、数日といった短期間や、人によっては数か月でも効果を実感しにくいこともあるので覚えておきましょう。
ただし、
また髪が生えたと実感できるのは、2〜3cmほど伸びてきてからです。
特に頭頂部は自分での確認が難しいので、効果を確認するためにも定期診察を受けるようにしてください。
【AGA治療の経過】デュタステリドの効果や副作用をわかりやすく丁寧に解説【フィナステリドと比較】.
フィナステリドは全てのAGA患者に効果があるわけではありません。AGAを引き起こす5αリダクターゼには「Ⅰ型」「Ⅱ型」の2種類があり、フィナステリドは「Ⅱ型」にのみ作用します。そのため、頭部に5αリダクターゼⅠ型が多く存在する方にはフィナステリドの効果がみられず薄毛は改善されません。その場合は5αリダクターゼⅠ型に働きかける「ザガーロカプセル(デュタステリド)」を使用します。