月, 日付, 米ドル, ユーロ, イギリス ポンド, 豪ドル, スイス フラン, 人民元
2020年の新型コロナウイルス感染症の拡大によって中国経済は大きな打撃を受け、人民元/円は一時15円台を割り込む場面もみられました。ただ、都市封鎖(ロックダウン)などの措置を早期に行ったことで経済活動の回復をいち早く実現します。同年夏以降は他国に先行した景気回復基調を続ける中、人民元/円は2022年末ごろまで上昇トレンドを形成しました。しかしながら、新型コロナウイルス感染症の再拡大を抑え込むための「ゼロコロナ政策」が見通しを曇らせます。一時は北京や上海といった大都市で都市封鎖が行われ、厳格な行動制限などが実施されたことで、中国の景気後退懸念が広がり、相場の重石となりました。
*08:00JST 今日の為替市場ポイント:米国株高を意識してドルは底堅い動きを保つ可能性 24日のドル・円は、東京市場では157円39銭から156円89銭まで下落。 欧米市場では...
その後、2023年2月に「ゼロコロナ政策」が正式終了すると、経済活動再開の期待や根強い円安圧力を支えに、人民元/円は2022年の高値を抜け一時22円台まで上昇しました。直近は、日銀の金融緩和政策からの転換、利上げを含む引き締め政策が進められる中で、円高が進みましたが、節目20円付近では買い戻し圧力も根強く、一定の底堅さを保って推移しています。
米ドル/中国人民元(USD/CNH). 米ドル/中国人民元(USD/CNH) リアルタイム為替レート・FXチャート.
人民元は世界第2位の経済大国の通貨として、投資対象としての安定感や高い将来性を有している点が最大の特徴です。中国の「国債格付け」は日本よりも高く、他国と比較した信用リスクは低くなっています。また、日本の為替介入で話題となった「外貨準備高」は世界第1位で、相場の急変時に為替レートを安定させる能力が高いことも魅力に挙げられます。
人民元は2016年に国際通貨基金(IMF)の定める特別引出権(SDR)構成通貨に採用され、米ドルやユーロ、日本円、イギリス・ポンド、スイスフランと同様に主要通貨に位置付けられたことで、国際的な人民元の信用度は高まりました。また、世界各国の主要金融機関が参画する国際銀行間通信協会(SWIFT)の発表では、2021年12月の国際決済における人民元のシェアは日本円を抜いて世界第4位となっています。2022年序盤からはロシア・ウクライナ情勢の緊迫化を受けて、ロシアは米ドル・ユーロといった決済網から外れることになりました。ロシア国内では金融市場や貿易決済において、人民元が代替の決済通貨として急激に需要が増加しています。過去には「人民元ショック」が発生し、一時的に通貨安が進むなど不安定な時代もありましたが、今後「国際決済通貨」として大いなる期待に満ち溢れている通貨といえるでしょう。
*08:00JST 今日の為替市場ポイント:米国株高を意識してドルは底堅い動きを保つ可能性 24日のドル・円は、東京市場では157円39銭から156円89銭まで下落。 欧米市場では...
*09:00JST 人民元の安値メド【フィスコ・コラム】 中国政府が米トランプ次期政権の関税強化に備え、通貨安政策を本格化させています。 ドル・人民元は9月末の年初来安値から1年ぶ...
*09:00JST 人民元の安値メド【フィスコ・コラム】 中国政府が米トランプ次期政権の関税強化に備え、通貨安政策を本格化させています。 ドル・人民元は9月末の年初来安値から1年ぶ...
中国人民銀行 人民元中心レート 1ドル=7.1897元(前日比0.0029)
人民元相場は管理変動相場制によってコントロールされており、中国本土の住居者や、貿易など実需に基づく取引に限られるほか、毎日人民銀行が発表する1ドルあたりの人民元の基準値レートで日中の変動幅を上下2%以内に設定するなど多くの制限が課せられています。中国当局にとっては通貨の価値をコントロールするための規制ですが、この規制により、人民元は外国為替市場にはほとんど流通しない流動性の低い通貨となっていました。しかし、急激な経済成長を遂げている中国としては、国際金融市場から取り残されるわけにはいかなかったため、中国本土の人民元(CNY)取引市場とは別に、2010年に中国本土外の人民元(CNH)取引市場を立ち上げました。
マーケットではCNYを「オンショア人民元」、CNHを「オフショア人民元」と呼んでいます。ただ、それぞれが異なる貨幣というわけではなく、調達先によって表記が区別されています。2つの人民元相場では取引ルールや市場参加者が異なるため為替レートも異なります。このように人民元には2つの市場がありますが、現在市場規模を拡大させているのはCNH(オフショア)になります。市場を拡大させている要因として中国政府が正式に認めた市場であるということはもちろんですが、規制緩和により人民元の調達コストが低減し、世界中から取引参加者が集まったことが挙げられます。そしてみんなのFXをはじめ多くのFX会社が取り扱う人民元もこの「CNH(オフショア)」となります。
米ドル、オーストラリアドル、ニュージーランドドルの過去の為替レートの推移をご覧いただけます。 金利・外国為替一覧.
中華人民共和国が発行する通貨は人民元(CNY)と呼ばれます。通貨の単位は元(Yuan、ユアン)となっており、補助単位に角(Jiao、ジャオ)、分(Fen、フェン)があります。香港では独自通貨「香港ドル」が使われており、中国人民元とは別に扱われます。人民元はもともと米ドルとの固定相場を採用していましたが、2005年7月に人民元改革が行われ、通貨バスケット制を参考にした管理変動相場制へと移行しました。新制度へ移行の際に、対米ドルで人民元が約2%切り上げられ、人民元の自由化に向けて一歩踏み出すことになりました。暗号資産の注目度が高まる中、2019年に中国政府は「デジタル人民元」構想を打ち出しました。他国に先行した最先端の取り組みに注目が集まっており、将来的なデジタル人民元の普及から中国・人民元の更なる地位向上が期待されています。
中国人民元/円(CNH/JPY)の外国為替レート、チャートを10分更新で配信しております。
※0.1Lot単位の場合は1Lotあたりのスワップポイントの10分の1の金額となります。
なお、1円未満のスワップポイントは、受取り支払いともに日々積み立てられますが、取引画面の累計スワップおよびスワップポイントの決済時(ポジションの決済またはスワップ受取)においては、受取りの場合は小数点以下を切捨て、支払いの場合は切上げて反映されます。
【NQN香港=須永太一朗】人民元の対米ドル相場の予想は、2025年末の平均で1ドル=7.37元 ..
1978年の「改革・開放政策」以来、「社会主義市場経済」と称し経済発展を推し進めてきた中国。2001年のWTO加盟から成長を加速させ、2010年には名目GDP (国内総生産) で日本を抜き、2023年は米国に次ぐ世界2位の17兆6,000億米ドル、日本の4倍超の経済規模に拡大しています。2020年以降、長期化した「ゼロコロナ政策」の影響もあり、経済成長率は一時的に鈍化しましたが、2030年ごろには米国を抜いて世界一の経済大国になるという予測もあります。
世界で3番目の広大な国土に約14億人という世界最大級の人口を抱え、世界の経済動向のカギを握っています。2023年の中国の1人当たりGDP (名目) は約1万2,514米ドルで、あとわずかで「高所得国」 (世界銀行GNI基準) の仲間入りです。中間層がさらに拡大し活発な消費が行われれば、巨大な人口に支えられ国内市場だけでも十分な成長が期待できることに加え、2013年に立ち上がった「一帯一路」構想 (現代版シルクロード経済圏と呼ばれ) に基づいて、周辺国からアフリカ、欧州に至る広い地域で大規模なインフラ開発を進めてきたことも中長期的な経済成長を促しそうです。
また中国では、電気自動車 (EV) に国が補助を出したことで普及が加速しました。AIやドローンなどの最新テクノロジーを活用したサービスも急速に普及しており、今後も新たな技術や革新的なサービスによって世界をリードしていく可能性があります。
一方で中国と米国との対立が激化しています。2018年ごろから、米国の中国に対する関税措置、米国を中心とする先進国によるハイテク中核部品・機械の輸出規制、安全保障を理由とする中国製通信機器完成品の輸入規制などが行われました。新型コロナをめぐっても衝突があり、香港・台湾や人権問題でも米国による批判は強まっています。欧州とも貿易摩擦の火種を抱えています。
米国による対中制裁もあって、G7の中で唯一「一帯一路」に参加してきたイタリアが離脱しました。他にも「一帯一路」は一部の国でいわゆる「債務のわな」への警戒感を呼び、事業がとん挫しています。
ロシアのウクライナ侵攻に関しては停戦に向けて建設的な「立場」を表明していますが、むしろロシア寄りとの批判もあります。一面では旧ソ連邦の構成国だったベラルーシや、ウズベキスタンなど中央アジア諸国で中国の影響力が増す、中国元の決済使用量が増えるという可能性もあります。
また、中国は近年、イランやロシアなどから中国元建てで石油や液化天然ガス (LNG) の購入を増やしています。習近平国家主席は2022年末にサウジアラビアおよびアラブの主要産油国で構成する湾岸協力会議 (GCC) の指導者たちと会談しました。サウジアラビアとイランの外交関係正常化合意を仲介するなど、中東において大国としての存在感を示してもいます。
国内経済の面では1979年に「一人っ子政策」が導入され2014年には終了したものの、現状では高齢化、出生数の減少が急速に進んでおり、労働人口の減少を通して成長見通しに影を落としています。
また、不動産市場の低迷が大きな問題となり、デフレに突入しているとの見方もあります。中国当局は2024年5月に総合的な不動産支援策を発表、ようやく本腰を入れ始めたように見えますが、このテコ入れ策が功を奏するかが注目されます。
USDCNHチャート — 米ドル/中国人民元レート — TradingView
米ドルから人民元への為替レートは7.296で、昨日から0.000%変動しています。過去1週間にかけて、米ドルの価値は7日前の価値と比較して0.010%の値上がりとなっており、比較的安定しています。
米ドル/中国元のライブチャートで最新の価格変動をチェック。トレードアイデア、予測、市場ニュースもご覧頂けます。
日本では「元」と呼ばれることが多い中国元ですが、中国では「人民幣」と表記されます。通貨バスケットに対する管理変動相場制をとっています。
中国元市場は、中国本土内で取引されるオンショア中国元市場と、香港を含む海外で取引されるオフショア中国元市場の2種類があります。香港は中国の一部ですが、本土とは通貨制度が異なり、中国元は外貨と同様であるため、オフショア中国元市場のひとつとなります。当社が取り扱う中国元はオフショア中国元です。
もともと中国元はオンショア (中国本土内) のみで取引されていましたが、中央銀行である中国人民銀行と、香港の中央銀行にあたる香港金融管理局 (HKMA) が2010年、中国元の国際化を推進するため、中国本土と香港との間で中国元の受け渡しをできるようにするという共同声明を発表しました。これによって香港に世界初のオフショア中国元市場が誕生しました。現在、オフショア中国元市場は、シンガポール、台湾、ロンドンなどにも開設されています。
外為:1ドル157円36銭前後とドル高・円安で推移 ; 24/12/26 15:27
米ドルから人民元への過去の為替レートの概要へようこそ。このページでは、これまでの米ドル(USD)から人民元へ(CNY)の為替レートをまとめています。29-12-2019~29-12-2024の過去5年間のUSDとCNYの為替レートの変動をチェックすることができます。
過去最大の円高としては2011年10月31日の1ドル=75円32銭がある。
中国人民銀行は日々、取引の初値となる「中間値 (基準値) 」を発表します。これを基準としてその日の値動きを上下1%以内に収めなければならないという制限をかけています。元が上昇傾向であっても、中国人民銀行が「中間値 (基準値) 」を低く設定した場合は上昇が抑えられることになります。
金融政策は、中国人民銀行が企業の借り入れコストを誘導し金利を特定のレンジ内に維持するために、中期貸出ファシリティ (MLF) や7日後の売却条件付き債券購入 (リバースレポ) など様々な手段を使って細かく行っています。