「米ドル崩壊」でビットコインは来年急騰へ、一部アナリストが予言


こういった主張を根拠に、ホーガン氏はビットコインが20万ドルに到達するために米ドルが崩壊する必要はないとの見方を示している。ビットコインに必要なことは現在のように、機関投資家が投資する資産として成熟し続けることだとした。


その上で、重要なことは2つの論拠が複合的に作用することであると指摘。そして、最終的に自身が考える最も可能性の高いシナリオは「ビットコインが成熟し、価値の保存手段の市場が2倍に発展することで、1BTCの価格が7桁(100万ドル=1億円単位)になること」だとした。

アメリカのサブプライム問題に端を発した経済の混乱は、世界中を破綻の連鎖に陥れようとしている。
いよいよ、巻き戻しが始まった!
巨大な規模に膨れ上がったフェイクマネー(ニセ金)。
吹き荒れるスタグフレーションの嵐!
リスク回避策が更なるリスクを呼び、ドルの価値はますます希薄化する。
FRBも、今や、手のうち用がない!

第一章 デリバティブ6京円
今、世界に何が起きているのか?
世界を席巻する金融の危機
デリバティブ6京円
レバレッジが拡大させたデリバティブの市場規模
(コラム1)商品先物取引とレバレッジ
世界経済に破滅をもたらすCDS
(コラム2)信用保証とCDS
フェイクマネー(ニセ金)の罪業
第二章 サブプライムローン問題の本質
ウォール街G5の陰謀
リセッション入りを回避せよ
アメリカ住宅ローンビジネスの実態
嘘つきローンの甘い罠(オプションARM)
キャピタルゲインという名のドリーム
モラルハザードの蔓延
ホームエクイティローンの功罪
第三章 巧妙な錬金術の成れの果て
現代の錬金術師たち
誤解と詐欺まがいのRMBS(証券化商品)
厚化粧で隠されたCDO(証券化商品)
大手銀行の危うい賭け(SIV)
無謀なレバレッジ戦略
リスク回避がリスクを生む(CDSによる債務保証)
サブプライムローン問題の全体像
最も罪が重いのは誰か?
ついに破滅が始まった(ブラディ・チューズデイ)
モノライン格下げによる地方政府の窮状
ついに来たCDSの危機
第四章 苦悩するFRB
最悪のタイミング「ルール157」(会計基準の厳格化)
なり振りかまわぬFRB
実体経済の悪化が始まった
FRBの究極の救済策(新型証券融資)
評価損を利益とするマジック
(コラム3)ベアー・スターンズに続くのはどこだ?
フェイクマネー(ニセ金)と化した米ドル
第五章 ドル崩壊への道
ドルとは何か?
(コラム4)FRBは民間銀行?
基軸通貨となったドル(ブレトン・ウッズ体制)
固定相場制の終焉(ニクソン・ショック)
ドルの希薄化が始まった(プラザ合意)
世界経済に影響を与えた日本の政策(金融ビッグバン)
(コラム5)金融市場中心の金利政策
餌食にされたドルペッグ制(アジア通貨危機)
(コラム6)空売りの仕組み
ロシアのデフォルトと天才たちの破綻(LTCM危機)
サブプライムへの予兆(ITバブル崩壊)
アメリカ政府の危機感(ドル防衛宣言)
新興経済諸国の苦難
欧州に迫るバブル崩壊の危機
ドルが崩壊する日
最終章 最後に残るのはどこなのか?
あとがき(監修者)

ユーロ崩壊、誘導された円高…。その先に待ち受けるシナリオとは—反ロスチャイルド同盟の最終戦争が始まった。 目次

ドルの崩壊とは、価値が大幅に下落して信用を失うこと。この見方を示した理由は、ある金融アドバイザーから「ビットコインの20万ドル到達にはドルの崩壊が必要か」と質問を受けたためだという。今回ホーガン氏はXで、上述した見方の根拠を説明した。

第1章 デリバティブ6京円!?
第2章 サブプライムローン問題の本質
第3章 巧妙な錬金術の成れの果て
第4章 苦悩するFRB
第5章 ドル崩壊への道
最終章 最後に残るのはどこなのか?

暗号資産(仮想通貨)運用企業Bitwiseのマット・ホーガン最高投資責任者は30日、米ドルが崩壊しなくても、ビットコイン()の価格は20万ドル(約3,065万円)に到達できるとの見方を示した。

第1部 なぜドルは崩壊するか(繁栄の幻想;金の裏付けのない通貨は失敗するように運命づけられている ほか)
第2部 貨幣の今と昔(貨幣とは何か;最初の黄金期 ほか)
第3部 なぜ金は急騰するのか(金のファンダメンタルズはプラスだ;不安指数―心配し始めたばかりだ ほか)
第4部 ドルの崩壊で儲ける(実物資産としての金;貴金属投信 ほか)


円」が約17年ぶりの高値を記録…2008年の〈豪ドル・バブル〉崩壊は

ドルの崩壊でユーロ、元など他の通貨はどうなるのか。日本の円、貯蓄や株価はどうなるのか。迫り来る通貨危機で大きく儲ける方法はあるのか。二人の国際金融専門家が見通した。

米国の影響力に懐疑的な人々がそう願おうと、ごくわずかな円高論者がドル高一服を切に求めようとも、ドルの覇権を乗り越えることはできない。

シンガポール在住、ファイナンシャルプランナーの花輪陽子です。引き続き、から世界情勢を解説していきます。日本でもアメリカ株や米ドルへの投資が過熱していますが、同国経済の行方についてジム・ロジャーズ氏にインタビューをしました。

イスラエル、シリア政権崩壊で漁夫の利? 国際法違反の入植地拡大か

ドルの優位性を武器にした米国のおごりから始まった脱・ドル化の流れだが、1971年のニクソンによる金兌換(だかん)の停止は、歴史の全ての通貨制度と同様にドルの終焉(しゅうえん)を迎えることを告げるものだった。バイデン政権が破壊したペトロダラー(ドル・石油本位制)は、これから長い時間をかけて失墜していくだろう。

8月5日の東京株式市場で、日経平均株価は4451円安と過去最大の下げ幅を記録し、多くの投資家や市場関係者を震撼(しんかん)させた。

ブレトンウッズ体制とは、第二次大戦後に米国を中心に作られた、為替相場安定のメカニズムです。1944年、米国にあるブレトンウッズホテルに連合国の代表が集まって決められたので、「ブレトンウッズ体制」と呼ばれています。
これは、第二次大戦の遠因でもあった為替相場切り下げ競争の再発を防ぎ、戦後の復興に欠かせない貿易の円滑な発展のための決済システムを作ろうというものです。基本的には、戦前の金を国際決済手段とする金本位制への回帰ですが、過去と異なる点は、各国通貨と米ドルの交換比率を固定し、ドルだけが金と交換比率を固定するという、ドルを間に挟んだ金本位制です。これを金・ドル本位制と呼ぶこともあります。
金とドルの相場を固定し、ドルと各国通貨の相場を固定するということは、金本位制と実質的には同じと思われるかもしれません。違いは、金本位制では各国間の決済が原則的には金で行われていたのに対し、金ドル本位制ではドルで行われたということです。金は紙の通貨と違って貿易量の増加に従って柔軟に流通量を増やすことが出来ません。近代以降の経済規模の急速な拡大の前に、金を決済手段とする利便性は大きく低下していました。通貨発行量が拡大しやすい一国の通貨、米ドルが金にとってかわったのです。
それならば金・ドル本位制ではなく、ドル本位制にすればいいではないかと思うかもしれませんが、まだこの時代は、国際通貨は、使用者が共通の価値を認める何かしらの物的な担保を持たねばならないとの固定観念から抜け切れてなかったのだと思います。しかし、金の量は増えないのにドルの量は経済回復につれて増えていきます。増えない金を担保に米ドルが増発されるという点にブレトンウッズ体制の矛盾がありました。誰の目にも、ドルの金との交換比率が下落していくのは自明でした。
ニクソンショックによってこの金・ドル本位制が崩れました。各国の通貨価値が、アンカーなく変動相場制を漂うことになったのです。では、国際通貨制度は担保を失ったのでしょうか。その後、主要国政府中銀は、通貨や金融の安定のために共通の金融規制作りやマクロ政策協調に力を注ぎました。この国際協調というソフト・コラテラルこそが、金に代わる国際通貨制度のアンカーとして発展していったのだと思います。

米ドルは基軸通貨の地位を失わない…脱ドル化が起こらない3つの理由

ブレマーの言うように、米国もドルの下落に対して指をくわえて見ているわけではない。しかし、今後のドルの防衛には米国金利の上昇が必要条件となってくる。ここで、米国の当局はかなり苦労することは間違いない。米国経済を破壊してまでペトロダラーを守ろうとするのか、それとももっと悪いこと(新たな戦争)をするのか、見ものである。