[参考資料] 「2. 禁忌」「10.1 併用禁忌(併用しないこと)」
○白で心臓マークと製品名が表示されているほうが、貼付するフランドルテープ本体です。
○膏面被覆材(粘着面保護用の透明プラスチック)は硬いプラスチックで作られており、赤文字で「このカバーを剥がし粘着テープを貼って下さい」という文章が記載されていますので、ご確認ください。
注)フランドルテープの承認された効能又は効果は「狭心症、心筋梗塞(急性期を除く)、その他の虚血性心疾患」であり、用法及び用量は「通常、成人に対し1回1枚、貼付後24時間又は48時間ごとに貼りかえる」です。
Q. AEDを使用するときフランドルテープはどうすればよいですか。
○膏面被覆材を両側いっぺんに剥がすと、フランドルテープ本体がクシャクシャになりやすくなります。片方ずつ膏面被覆材を剥がすのがポイントです。
心不全を伴う急性心筋梗塞患者9例を対象として、フランドルテープ1~2枚を貼付し、循環動態及び血漿中ISDN濃度を測定しました。その結果、血漿中ISDN濃度の推移に伴い、貼付後2~24時間にわたり肺毛細管圧を有意に低下(p<0.05)しました(図1)。
フランドルテープを胸部、上腹部又は背部に貼付することで、長時間にわたり安定した血中硝酸イソソルビド(ISDN:Isosorbide Dinitrate)濃度が得られ、虚血性心疾患に対し持続的な効果が得られます。
○フランドルテープ本体には、しなやかな柔軟性がありますので、膏面被覆材を片方ずつずらして貼る方法をおすすめしています。
フランドルテープを毎日24時間貼っていてもよいか | 心臓病の知識
フランドルテープの有効成分である硝酸イソソルビド(ISDN:Isosorbide Dinitrate)の心血管系への作用機序として以下が考えられています(図1)。
1)主として細胞外へのCa2+流出促進により末梢静脈系を拡張し、前負荷(pre load)を減少させるとともに、末梢動脈系をも拡張し、後負荷(after load)を減少させ、左室壁張力を低下して心筋酸素消費量を減少させる。この末梢血管の拡張は、動脈系に比べ静脈系に対する作用がより強い。
2)左室拡張終期圧(肺毛細管圧)を低下させ、心内膜側心筋への冠血流を増加する。
3)冠状動脈の太い部分を拡張してスパズム(攣縮)を防ぐとともに側副血行路を増強する。
商 品 名 硝酸イソソルビドテープ 40mg「東光」 フランドルテープ 40mg
①角質層実質を透過する経路:角質層、表皮を経由するルートで、一般に角質層実質の透過が律速となる。
②付属器官経路:毛のう、汗腺、皮脂腺を経由するルート。
③細胞間隙経路:ナトリウムイオンやクロルイオンなどの電解質が、表皮の角質層を通過するときの経路。
これらの経路のうち、経皮吸収全体からみれば、①の角質層からの物質透過性が最も重要だといわれています。
フランドルテープ (硝酸イソソルビド) トーアエイヨー [処方薬]の解説
フランドルテープを皮膚に貼付すると、有効成分である硝酸イソソルビド(ISDN:Isosorbide Dinitrate)が、表皮、毛のうや汗腺、細胞間のすきまなどを通過して毛細血管に吸収されます(図1)。
ISDNは毛細血管に吸収された後、全身を循環して心臓及び全身の血管に作用することで虚血性心疾患治療剤として効果を発揮します(図2)。
狭心症、心筋梗塞<急性期を除く>、その他の虚血性心疾患。 ..
虚血性心疾患等の入院患者13例の胸部、腹部、背部にフランドルテープ1枚を貼付し、貼付4時間後、11時間後の硝酸イソソルビド(ISDN:Isosorbide Dinitrate)の血中濃度を測定したところ、いずれの貼付部位でも有意な差は認められませんでした(図2)。
貼り薬について|種類|禁煙補助薬(ニコチネルTTS)|注意点|
市販の4色(緑色、橙色、黄色、黒色)の油性ペンより抽出したインク成分を用いて、フランドルテープの支持体に対する透過性を検討した結果、インク成分の粘着層への浸透はほとんど認められませんでした。
フランドルテープ40mg(選), 枚, 40.57, -, トーアエイヨー
フランドルテープに油性ペンで書き込みをし、24時間後にアセトンを用いて一部の書き込みを清拭した結果、支持体へのインク成分の染込み等は認められませんでした(図1)。
フランドルテープ40mg, 枚, 42.9, -, トーアエイヨー
同じ場所に貼り続けると、かゆみ、発赤、かぶれなどが生じることがあります。
新しいテープに貼りかえるときは、場所を変えて貼ってください。
安静狭心症ですが、今はフランドルテープを貼って寝ておりますが、ずっと毎日していた方が良いでしょうか
フランドルテープの支持体には、硝酸イソソルビドの揮散を防止するためにポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムを使用していますので、油性ペン等で支持体側に文字を書き込むことが可能です。
[PDF] 伝導性のある金属を含む経皮吸収型貼付薬 (以下 ..
フランドルテープは角質保護システム(Skin Protection System)®を採用したことにより、粘着面に角質細胞が付着しにくいため粘着力が落ちにくく、貼り直しができるという特徴があります。
また、支持体に薄いPET(ポリエチレンテレフタレート)と不織布を使用したことや柔らかい粘着剤の使用により、テープ剤の粘着面同士がくっついてしまっても、元に戻しやすい製剤になっています。
【フランドルテープ40mg】の、在庫状況は以下の通りです。在庫がない場合は☆ボタンを押してお気に入り登録をしておきましょう。
フランドルテープは使用する直前にアルミ袋を開封してください。
参考情報としてアルミ袋開封後及び取り出した場合の安定性試験を実施しました。
アルミ袋開封後の品質の保証や保存の推奨をするものではありませんので、ご了承ください。
[PDF] 当院採用の経皮吸収型製剤一覧(局所作用製剤を除く)
開封前の使用期限(西暦年月)は、個装箱及びアルミ袋に印字しています(図1 点線枠内)。
使用するまで、直射日光、高温、湿気を避けて、室温で保存してください。
使用する直前にフランドルテープのアルミ袋を開封してください。
[PDF] 〜公立昭和病院〜 MRIにおける薬剤浸透性絆創膏(貼付剤)ガイドライン
健康成人男子6例を対象に、フランドルテープを同一部位及び異なる部位に30分間4回繰り返し貼付したところ、再貼付時における粘着性(剥離力)は初回貼付時に比べ有意差は認められず、再貼付時においても十分な粘着性が認められ、使用時に貼り直しが可能であることが示されました(図1)。
この表は横にスクロールできます。 製品名, 製造販売元, 薬価
フランドルテープは、支持体、有効成分の硝酸イソソルビド(ISDN)を含有した粘着層、ライナー(膏面被覆材)から構成されるマトリックス型のテープ剤です。