第 1 図: 2024 年のドル円相場(日足、11 月 29 日まで)
円高見通しが2年連続で公算が大きい為替市場では、3度目の正直が2025年にはやってくるとストラテジストらはみている。
みずほ証券金融市場部の大森翔央輝チーフデスクストラテジストは、「10月には日本銀行が動かないだろう」とし、米国の金利が年末まで高止まりして足元の円安スピードが続けば、「160円になる可能性は高い」と述べた。
追加的なの利上げと米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げで日米金利差が一段と縮小すれば、円は対ドルで130円まで反発するとの声も聞かれている。ただ、米国の次期大統領に共和党のトランプ氏が返り咲くため、減税や高率関税などインフレにつながる政策が世界市場に及ぼす影響は現時点で見えづらく、ストラテジストらの念願がかなうかどうかは不透明だ。
裏切り続ける円、25年こそ反発とストラテジスト予想-金利差縮小
円高が他の市場を動かすことは必至で、輸出企業の業績懸念につながる日本株市場には重しとなる半面、潤沢な資金を持つ日本企業の海外企業買収が増えるかもしれない。外国の株式や債券に向かっていた投資資金が国内に回帰する可能性もある。
みずほ証券の山本雅文チーフ為替ストラテジストと三原正義マーケットアナリストはリポートで、米国では25年末にかけてドットチャート通りの利下げが続くと見込まれる半面、日銀は半年に1回程度の利上げを続け、日米金利差は縮小に向かうと予想した。トランプ次期米大統領の政策全てがドル高につながるわけはないと言う。
160円は日本政府が前回為替介入を実施して円安に歯止めをかけた水準に近い。ブルームバーグが53人のエコノミストを対象に行った調査では、政府に再び為替介入を促すとみられる水準の中央値は160円だった。
来年の円高予想は足元の状況とは対照的だ。今月発表の通貨ポジションデータによると、11月5日の米大統領選直前には8月以来、最も円に対し弱気となり、トランプ氏の再選後にも円ショートを一段と積み増した。さらに貿易関税、減税、規制緩和を主張するトランプ氏の政策で利益を得ようとする「トランプトレード」が活発で、ドルは通貨バスケットに対し22年11月以来、2年ぶりの高値を付けた。円相場は18日午前10時34分現在、154円台後半で推移している。
ドル円は年末136円台予想も長期的には「円高・ドル安」に ..
日米の金融政策の方向性が乖離(かいり)する中、市場で両国の金利差が今後どの程度まで縮小するのかを巡り意見は分かれている。米国の堅調な経済指標と米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げに慎重な姿勢が状況を複雑にしている。ここ数週間は米国要因が為替相場を大きく揺さぶり、北米の取引時間帯に円売りが加速した。
円は2025年末予想は、モルガンスタンレーが138円で、ゴールドマンサックスは159円 ..
シンガポールのサクソ・マーケッツのチーフ投資ストラテジスト、チャル・チャナナ氏は、市場の注目度が高い米国の雇用統計で「非農業部門雇用者数が非常に弱くならない限り、相場の方向転換は起こり得ない」とみる。米大統領選挙を前に155円を超える円安も排除できないと予想している。
【読売新聞】 26日の東京外国為替市場の円相場は、前日(午後5時)と比べて20銭程度円安・ドル高の1ドル=157円台半ばで取引されている。
政治的な不透明感も円安を加速させている。日本では27日投開票の衆議院選挙の結果次第で、政府と日銀のコミュニケーションが複雑になる可能性がある。トレーダーらは約2週間後に迫る米大統領選挙にも備えており、トランプ前大統領の勝利に賭ける向きが円売りを推し進めている。
来週のドル円相場は、更にドル高・円安が進むかどうかが注目される。予想レンジは1ドル=155円00銭~160円00銭。 米 ..
とはいえ、来年の円高を予想するストラテジストの間でも、その道のりは平たんではないとみる向きは少なくない。トランプ氏の再登板でFRBの利下げペースを見通しにくくなったためだ。
26日の東京外国為替市場見通し=ドル・円、方向感の乏しい展開か
アセットマネジメントOneの竹井章ファンドマネジャーは、短期的には160円程度までの円安・ドル高があり得るとした上で、年末に向けて米国の長期金利は低下していくと予想。円相場も「場合によっては150円よりも円高に戻る可能性はある」と述べた。
ドル・円予想レンジ:1ドル=156円40銭-157円80銭 26日の東京外国為替市場で、ドル・円は1ドル=157円 ..
日興アセットマネジメントのフィンク直美チーフ・グローバル・ストラテジストは「米経済が予想以上に加速したり、インフレ率が予想を上回ったりする可能性は残されており、その場合はイールドカーブへの利上げの織り込みが修正される」と言う。これは日米の絶対的な金利差が維持され、リスク選好の環境下でドル堅調の流れが続くことを意味するものだ。
ドル円相場、下半期大荒れ 1%超の騰落続出 2025年の見通しは?
三菱UFJモルガン・スタンレー証券の植野大作チーフ為替ストラテジストは、インフレ率も加味した日本の実質金利が米国に比べ圧倒的に低いため、ドル安・円高は続かないとし、25年末のドル・円レートの予想を154円50銭としている。
2月のドル/円見通し。118円は遠く、円高は112円台のリスクも
永く第一線でディーラーとして活躍したYEN蔵氏。専門知識を活かした相場解説や今後の見通しを知るうえで有効です。
【FXドル円】2024年末に来年の相場を大予想! 急落説 ..
分析・レポート作成
外為どっとコム総合研究所
調査実施期間
2024年11月22日(金)13:00~2024年11月26日(火)24:00
調査対象
外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』に口座を開設のお客様層。
調査方法
外為どっとコムの口座開設者にメールでアンケート回答URLを送付。
今回の有効回答数は570件。
※必要項目を全て入力して回答して頂いたお客様を「有効回答数」としました。
【FXドル円】2024年末に来年の相場を大予想! 急落説浮上も来年はドル高に? · Comments1.
「今後1カ月間の米ドル/円相場の見通し」については、「米ドル高・円安方向」と答えた割合が49.5%であったのに対し「円高・米ドル安方向」と答えた割合は23.7%であった。この結果「米ドル/円予想DI」は△25.8%ポイントと前月の△30.7%ポイントからプラス幅がやや縮小した。
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調査期間前後の米ドル/円相場は、一時153円台を割り込んで下落。米国のトランプ次期大統領が26日、中国やカナダ、メキシコへの関税引き上げについて言及したことから世界的な貿易摩擦への警戒感が広がり152.90円台まで下落した。もっとも、多くの個人投資家はそうした動きを米感謝祭前の持ち高調整と見ている模様で、米ドル高・円安の見通しを修正するには至らなかったようだ。
ドル円 160円突破!AIは今後のドル円相場をどう予測するのか
今後1カ月の米ドル/円相場の高値と安値の予想については、最高値が161.20円、最安値が140.00円となり、高値の平均値は157.21円、安値の平均値は150.67円であった。高値の中央値は157.00円、安値の中央値は152.00円だった。実勢レートが前回調査時(最終日)から2.0円程度切り下がったのに対して高値・安値の予想中央値は5~6円程度、米ドル高・円安方向にシフトした。
/今後のドル円相場:需給はドル買い円売り、新NISAも要因/トランプ政権 ..
バンク・オブ・アメリカ(BofA)やみずほ証券、アセットマネジメントOneなどが160円を予想している。円は23日に153円19銭まで前の日から1.4%も下落し、7月末以来の安値を付けた。今月は対ドルで約6%下落しており、月間ベースで2022年4月以来の大幅安となる勢いだ。